タイトルミニ



私と
カバさん


カバのやりとり

ごはんの時間

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【カバのやりとり】

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動物が何かを話していそうだと感じることがある。
きっとこう思ってるだろうと。
それがあっているかどうかは
本人に聞かなければ分からないのだけれど。

ふたりを見ていて感じることは
人が10人いたら9人は同じように受け取る
と思うほど、わかりやすい。
そう言ってるとしか思えない!と感じるほどに。

もちろんすべては予想に過ぎない。
けれど、そうに違いないという場面がまた私を虜にした。

ふたりのやりとり、担当さんとのやりとり。
毎回少しずつ違うそのやりとりが面白くて仕方ない。

サツキに怒られるジロー


サツキにお伺いを立てるジロー
まだダメと口を開けるサツキ


担当さんにおねだりするサツキ…


あわてたり、喜んだり、怒ったり。
色々な感情を伝えてくれるカバたち。

今日はどうかな?
行くたびに新鮮で、新しい発見がある。
すごく楽しい場所だった。

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【ごはんの時間】

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朝、ごはんが用意され出舎する動物は多い。
それを知ってカバはどうか見に行った。
開園と同時に動物園。
そこで見たサツキは朝日でキラキラに輝きながら
とてもおいしそうにおからを頬張っていた。


ぱくん。ぱくん。
上を向いて。
ぱくん。ぱくん。


おからが勢い余って外に飛び出す。
口の周りも真っ白。
うーん。おいしい!と満足そうだ。


こんなに嬉しそうなサツキに会えるなんて。
思ってもいなかった。


それに比べ、食いしん坊のジローは
なんとずっと下を向いたまま、
音も立てずに食べていた。


私が知っているふたりとまるで正反対。

サツキはおからが大好きだった。
いつもいつも、おからから食べた。


ジローは自分の分をある程度食べると
サツキの方へ寄ってくる。

さっちゃんの分、食べてあげるよ♪


自分のごはんが残ってるのに。
このあたりが食いしん坊のジローの由来だ。

サツキはおからと少しの草を食べると横になる。
もう十分食べましたと。
こうしてジローが食べ終わるのを待つのだ。


サツキが横になる場所。
時にジローには邪魔になる。

2か所に置かれたごはんを両方ともきれいに食べなければ
気が済まないからだ。

さっちゃん、どいてくれる?


そんなジローにサツキはよいしょと立ち上がる。
そのサツキがまたカワイイ。

前脚を両方とも前に出して、顔を上げ、ゆっくりと立つ。


そして、少し移動するとポヨンと座る。


ジローはいつもいつもサツキのごはんを狙っていて、
ふたり分きれいになるまで食べる。
サツキは待ちきれず、横になったり、プールに入ったり。
おばあちゃん、なんだなぁと思ったっけ。


プールの階段に前足とアゴを乗せて休んでいると
食事を終えたジローが降りてくる。
サツキはちゃんと知っていて、
ジローが通れるように階段を空けるのだ。
やさしい。


ふたりでプールを二周くらい回ったら
いつもの場所でお昼寝開始。朝ごはんの終了だ。

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